大阪(難波)での街頭活動の報告

 

 

 東大阪市議の野田しょう子です。
ウイグルを応援する全国地方議員の会では、副会長兼総務会長を拝命しております。

 特定非営利活動法人・日本ウイグル協会の主催、ウイグルを応援する全国地方議員の会の共催にて、令和3年7月11日~12日において、関西初の街頭活動を実施しました。大盛会でありました。まずもってご協力いただいた皆様に深く感謝いたします。暑い中、参加して頂いた方、一緒にチラシを配って頂いた方、ネット上で応援してくださった皆様、そして共に街頭に立って頂いた皆様に感謝いたします。大阪からも多数の地方議員が参加、また府の内外からも多数の議員からの支援がありました。

 これは四拠点連続の街頭活動であり、移動も含め日程も極めて絶妙かつ綿密に組み立てていたものです。テレビ・新聞双方のメディアで取り上げて頂き、関西圏でのウイグル啓発が一気に進んだと実感することができました。

 その第一段の、大阪(難波高島屋前)において会場責任者を務めておりました。大阪会場において工夫した点、また現場であったトラブルと対処事例などを交え報告させて頂きます。難波での街頭活動は、河内新聞の一面において大きく掲載され、関西圏の地方議会で大きな話題となっております。

 

 

 

活動報告
 まず街頭活動の写真から。本当に多数の方にご協力いただきました。
 参加した議員は、田中がく貝塚市議、西川良平堺市議、野田しょう子東大阪市議、添田しおり泉南市議、小坪しんや行橋市議、笠間昇綾瀬市議です。西村ひかる大阪府議、坂本純一和泉市議も駆け付けてくださいました。
 ウイグル協会からは、ハリマトローズ副会長をはじめ、関東圏からも多数のウイグル人が参加。また、関西在住の在日ウイグル人も多数が参加してくださいました。

 

(開会前には、両国の国旗を掲げ、両国の国歌斉唱)

 

(街頭活動 マイクを握るハリマトローズ副会長)

 

 

 今日は、後ろに議員がぞろっと控えております。

 

 

(街頭活動 自由民主党大阪府連 元青年局長 田中がく貝塚市議)

 

 

(街頭活動 自由民主党大阪府連 西川良平・堺市議)

 

 

(街頭活動 当会副会長・総務会長 野田しょう子東大阪市議)

 ※ 撮影時のみマスクを外しております。

 

 

(街頭活動 西村ひかる大阪府議(写真右)も駆け付けてくださいました。)

 

 

(街頭活動 当会副会長・幹事長 小坪しんや行橋市議)

 

 

(街頭活動 当会副会長・政調会長 笠間昇・綾瀬市議)

 

 

(街頭活動 当会代表理事 添田しおり泉南市議)

 

 

 

(議員らによるSNSでの報告)

田中がく議員
https://www.facebook.com/tanaka.gaku.1/posts/1892223640938794

野田しょうこ議員

添田しおり議員

日本ウイグル協会 ハリマトローズ副会長からも告知して頂きました。

 

 

 

工夫した点

 地方議員として活躍できたなぁと思ったのは、場所の選定です。大阪市内には人通りが多い場所が複数ございますが、四拠点連続街頭活動のため一か所しか選ぶことはできません。「どの場所で街頭活動を行うか」は地方議員のノウハウであり、例えば国政選挙のご支援にあがった際などの経験を踏まえ、どの場所が適切かを関西の議員で協議して場所を決めました。
 ここは地方議員ならではノウハウであると考えており、この場所に決めさせて頂きました。小さなことに思うかもしれませんが、場所の選定はとても大切なことだと思っています。無事に大成功に終わることができ、たくさんのチラシを受け取ってくださって嬉しく思いました。

 

 今回の街頭活動は、ウイグル協会を主催である点に変更はありませんが、地方議員の会が初めて協賛についた活動でした。大阪の議員として、会場責任者として非常に重く責任を感じていました。
 特に気を使ったのが在日ウイグル人の個人情報です。ネット上には事前に告知しておりませんでしたが、顔出しNGのウイグル人も街頭に立っていたのです。テレビ等でジェノサイドの実態を訴えるウイグル協会の役員の姿を見たことがある方もいると思いますが、彼等のように顔を出して活動はしていないウイグル人らも街頭に立つというのです。
 中国共産党などからの、写真撮影などに警戒しておりました。

 実は、一部の日本人支援者からは、あまり顔出しはさせないほうがいいのではないか?というアドバイスも水面下ではありました。しかし、彼らが街頭に立つというならば、私たちは互助関係にある組織として最大限の支援をするのが議員の務めです。
 共催の立場として、日本の政治家として、彼らをどうお守りするかを地方議員らは必死に考えました。

(新しい備品)
・スタッフ腕章
・撮影腕章
・警笛(鉄製)

 上記はネット上でも事前に告知しておりましたが、今回から投入された新しい備品です。在日ウイグル人の個人情報を守るための装備です。議員の会でも相当な事前検討がなされ、ウイグル協会とも合議して投入したものです。会場においては、開会前に全員に説明し、「①スタッフの腕章をつけた方に従って欲しい」こと、また「②撮影腕章をつけた方に撮影をお願いする」こと、いよいよの場合は「③警笛を吹く」ことがアナウンスされました。
 スタッフ腕章は、責任者の私と大阪の議員、および日本人支援者らが装着しました。

(地元大阪の西川良平議員に腕章をつけて頂きました。)

 

 また、関西の議員でありますから、大阪府警の顔は見知っております。これだけの関西の議員が集合しておりますので、凄まじい数の私服警察官が警護にあたってくれておりました。これは私だけの力ではなく、その他の関西の議員たちもそれぞれ要請をかけていたのだと思います。テーマがウイグルだというのもありますが、いわゆる通常の保守活動というよりも、議員からの強い要請をうけてのガチガチの警護体制であったと思います。
 
 

 

 

現場であったトラブルと対処事例
 トラブルはありました。

 日本ウイグル協会のハリマトローズ副会長が、「身分証を見せろ!」と一般の方に絡まれていたと報告を受けました。ハリマト副会長が「警察に行きますか?」と述べたところ、「警察とは失礼な!」と口論に発展しました。
 多数の地方議員がおりますから、即時に連絡がまわり、田中がく議員が即時に対応。小坪慎也行橋市議も駆け付け、ハリマトローズ副会長と相手の方に割って入ります。自分たちが議員であることを述べ、「これは道路使用許可を得た集会です」と宣言。
 2名の市議は、ハリマト副会長と相手方を引き離すとともに「スタッフ腕章をつけている方と話しましょう、別のところで」と述べつつ、その周囲をぐるりと議員たちが囲み始めます。合図を決めていたかは秘密ですが、一瞬で取り囲む体制に移行しました。いずれも上着着用、議員バッチをつけておりますので、相手も驚いたことでしょう。

 相手方に「どこか別のところでお話しいたしますか?」と提案したところ、相手方は「そこまではしなくていい」とトーンダウン。すっと私服警察官たちが移動を始めたことも効果があったのかもしれません。

 田中がく議員・小坪議員は丁寧に相手の言い分を聴いていたのですが、トーンダウンしたタイミングを見計らって、「(ご納得いただけたのなら)言い合いをしたままでも気分が悪いでしょうから、握手」と言って、ローズ副会長と相手方に握手をしてもらっておりました。
 こういうトラブルは、衆院選や参院選ではよく見られる光景であり、それらの対応は地方議員に一任されることも多いのです。これも地方議員がもつノウハウの一つです。ウイグル協会からは、本件の抑え方や手慣れていたことも含め、感謝の言葉を頂きました。

 

 

 

河内新聞の一面に掲載
 当日は、河内新聞社が取材に赴いてくださいました。社長自らが陣頭指揮にあたっており、非常に力を入れてくれています。この場を借りて感謝いたします。
 分かりやすくまとめて頂いておりますので、是非お読みください。

 

※ 写真において、西川良平議員の写真と(当会の)水島議員のお名前を取り違えておりますが、当会から双方にお詫びしご納得を頂いております。河内新聞からは社長直々にお詫びの連絡があり、続報において訂正して頂けるとのことです。
 両議員からは一面を使ってこれほど大きく地方議員の活動を扱ってくれたことに感謝しており、(河内新聞からの)謝罪は求めず訂正のみで構わないとの意思確認を得ております。

 

河内新聞 三谷社長の投稿

 

 前述の、現場での騒動についても議員側の対処を見てくださっていたようです。

 河内新聞は、大阪府内の様々な議会で購読されており、特に議員の購読率が高い新聞です。一面で、ここまで大きく報道しておりますので、大阪中の議員がウイグル問題に興味をもって頂けたことと思います。
 河内新聞社ならびに三谷社長には、会を代表して心から感謝申し上げます。

 

 

 

大成功
 終了後の記念撮影です。

 

 

 

 会の締めは、ガンバローコール。
 大阪府での集会ですので、田中がく議員にやって頂きました。

 

 

 

 非常に暑い日であり、ウイグル協会だけでは街頭活動は難しかったとお礼を言われました。多数の議員がいるため、順番にマイクを回していくことにより、常に誰かが声を出し続けることができました。
 これはチラシを配布するにあたっては非常に大きなプラス要素であり、場所もよかったことから本当に多くのチラシが配布できました。なにより、ボランティアに入ってくれた方のモチベーションが高いこと。一人一人が一生懸命にお願い申し上げておりますから、たくさんのチラシを受けとって頂けました。

 人流の多い時にマイクを持った際、“選挙ではなくウイグルの現場を知って頂きたい”旨を、議員からも必死にお訴えすることでチラシを手にして頂けました。
 マイクを握ることだけでしたら、地方議員らはお手の物です。国政選挙などの応援演説で場数ばかりはこなしてきましたが、私たちのスキルがこのような形でお役に立てるとは思ってもいなかったというのは、参加した地方議員全体からの声でした。
 皆で作りあげた、熱意の伝わる時間だったと感じています。

 また帰宅後に近所でも配布させて頂きたいとのお申し出もあり4000枚のチラシを 後日お届け致しました。(後に 配布の報告も賜りました。)

 会の終わりに、ウイグル協会からは、参加してくれたボランティアの皆様に深く感謝の言葉が述べられ、併せて地方議員の会が共催についてくれたことが心強いと感謝の言葉を頂きました。

 ウイグルを応援する全国地方議員の会としては、日本ウイグル協会の活動を支えていきたいと考えております。
 今後ともよろしくお願いいたします。

 

ウイグルを応援する全国地方議員の会 副会長兼総務会長
東大阪市会議員 野田しょう子

 

 

 

(謝辞)
本稿を、日本ウイグル協会・清水ともみさんからご紹介いただきました。

総務会長 野田しょうこ(東大阪市議)

東大阪市議、当選回数3回。 当会においては総務会長(兼 副会長)を務める。

3 thoughts on “大阪(難波)での街頭活動の報告”
  1. ご報告、ありがとうございます。
    関西での街宣が大成功、大盛況裡でやり抜いた模様、ごくろうさまです。
    たしかに誰かが演壇で喋っていてくれるなかでのチラシ配りはやり易いし、
    受けとる方も貰いやすい! 声や音声がある環境は good です。
     なにかの チョットしたアクシデントで演壇に穴があくときなどは、
    静調の『あっ、民族音楽だ』とだれもが解かりそうな音源を用意しておき、適度な音量で流して時間をかせぐ? こういうのも良いかも。

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