京都での街頭活動の報告、不審者による盗撮行為の発見と対処

ウイグル関西4カ所街頭活動
~京都駅前レポート~

泉南市議会議員 添田詩織

 

 

 2日間に渡る「中国政府の人権弾圧抗議活動」4カ所目となる最後の場所は、JR京都駅前にて行われました。
 4カ所全てに参加した小坪議員(行橋市議)、西川議員(堺市議)、野田議員(東大阪市議)、私添田(泉南市議)はハードスケジュールと長い移動距離、照り付ける太陽と高い湿度により、かなり体力が奪われており京都での街頭活動を始める頃にはへとへとの状態でした。そんな中、地方議員の会のメンバーである枚方市の田口よしのり枚方市議、またこの活動をネットで知り参加して下さった地元議員の平本ひでひさ亀岡市議(京都府)が応援に駆けつけて下さりました。
 私は、奈良駅から京都駅まで車を運転し、野田議員と一緒に行きました。まだ当選してから一年も経っていない新人ですから、野田議員から色んなことを教えて頂きました。

 

 

 

京都駅前での街頭活動

 1カ所2時間の街頭活動の間、各議員とローズさん(日本ウイグル協会副会長)がメインとなり、中野さん(今回の街頭活動発起人であり、堺市の西川良平市議の秘書を務める)、日本会議の方々や支援者の方々で代わるがわる演説を行いました。

 田口議員と平本議員は突然マイクを回される形になり、急遽ではありましたがウイグル問題の卑劣な実態と併せて覇権国家中国共産党の日本侵略に対する危機啓発について演説をして下さいました。四拠点を連続で参加してきた私たちはフラフラになっており、二人ともヒーローみたいに見えました。地方議員同士の助け合い。本当にありがとうございます。

 

(写真右より、助けてに来てくれた平本英久・亀岡市議、田口よしのり枚方市議)

 2日間で約1万6000枚のチラシを配布することができましたが、京都駅前では他の3カ所と比べてもかなり多くの方がチラシを受け取って下さいました。(体感になりますが最も受け取り率が高かったです。)
 ベビーカーを押しているお母さんや、家族で立ち止まって演説を聴いてくださったり、若者までもが募金箱にお金を入れる光景が多々見られたのも印象的でした。
 京都は学生の街とも言われるように、駅前は若者達が多く行き交っておりました。やはり若い層はネット等(虎ノ門ニュースやABEMATV)でウイグル問題を身近に感じているのだと思います。チラシを受け取るのみならず、問題視して下さる方が多いと感じました。

 

(地方議員の挨拶中。右より、添田しおり(泉南市議)、小坪しんや(行橋市議)、野田しょう子(東大阪市議)、西川良平(堺市議)、平本英久(亀岡市議)、田口よしのり(枚方市議))

 

 

平本英久(亀岡市議)

野田しょう子(東大阪市議)

添田しおり(泉南市議)

 

 

 

不審者による盗撮行為
 最後の15分になると、各議員が一人ずつ締めの演説と挨拶を行いました。

 

(演説よりもチラシ配りを中心に活動していたので上着は脱がせて頂いています。全員で登壇後、すぐにチラシに戻りました。)

 

 私は他の議員が話している間も一人でも多くの方にチラシを手渡したいという思いで、一番右端でチラシを配りながら周囲の様子を眺めておりました。その時、私の前方にあった地下道への入り口前にて、不審な行動をとる女を発見しました。明らかに私たちの活動を応援しているような態度ではなく、(スマートフォン以上に高精度の)デジタルカメラを手に、演説中の議員やウイグル人や参加者の様子を動画撮影しているようでした。

 私が女性というのもあるのかもしれませんが、(相手が意識して)目立たないようにカメラを向けられると激しく気になります。柱の影に隠れるようにカメラを構えるなど、明らかに不審な行動でした。

 

 私は即座に女に怪しまれないよう他の地方議員へ報告。瞬時に小坪議員がバレないように指示を出して、対応を開始します。一名の議員が電話を受けたふりをしつつ檀上から降りて行きます。すると女はスタバ前の柱の前に移動しており、角度を変えてまた私たちや参加者を撮影し続けました。

 不審な行動をとる女性がカメラを構えた瞬間すぐに報告したのですが、ものの10秒も立たずに議員は女の後ろに回り込み、気付かれないよう女の様子をまず後ろからカメラで撮影。私たちがカメラで撮影されている状況を、相手のカメラの画面も含めて完璧に捉えていました。即座に動画にも切り換えて女を正面からも撮影。報告してから、ここまで30秒ぐらいです。他の議員たちの連携と対処もすごく速かったです。

 

 その瞬間、撮られていることに気が付いた女は、凄いスピードで人ごみに紛れてJR京都駅へ向かう横断歩道を渡っていきました。走っていました。逃げているように見えました。目立たない、どこにでもいるような服装と髪型をした至って普通の女の装いでした。あとで動画を見直したところ、こちらがスマホを向けた瞬間に移動を始めており、ある議員は「訓練されている方ではないか?」と言っていました。

 この方がスパイであったかは私には分かりませんが、街頭活動を継続していくからば、どこにスパイが潜んでいるかわかりません。

 

 他の報告でも報告されていますが、私服警察官が各会場に配置して頂いておりました。国会議員らからの水面下の協力もあってのことだと思います。またスタッフ腕章や撮影腕章(腕章のある者のみが撮影可能)、緊急時の警笛も準備しておりました。

 今回活動に参加して下さったウイグル人の一部は顔出しをしておりません。そんな中で中国のスパイと思われる人物による撮影行為が発生したこと。実は京都会場だけではありません。これは今後活動をしていく中でも特に慎重に対策を練らなければならない課題であると報告いたします。
 末尾になりますが、これら撮影したデータは先輩議員らが各県警に提出し終えており、公安調査庁にも渡したそうです。

 実は、街頭活動から離れ目立たないように日本人支持者も配置していたのですが、日中友好協会の方も複数が来られていたと伺いました。これらの情報も地方議員の会では徹底的に収集していたそうです。小坪幹事長が水面下で手配しまくっていたと後で伺いました。

 

 

 

最後はみんなでガンバローコール

 最後は各地の地元議員の掛け声と共に、参加者全員で「がんばろうコール」を行いました。これにより結束力も高まり気合も入るので、次の地でもがんばろう!という気持ちになりました。

 

 

 ご発声は、地元議員の平本ひでひさ亀岡市議(京都府)です。
 是非、お聴きください。

(この街頭活動終了後、平本議員も地方議員の会に参加してくれることになりました。あと、西川議員だけ動いていません。)

 

 

(みんなで記念撮影)

 

 

 この2日間、梅雨で関西全域が雨天大荒れの予報でしたが、奇跡的に2日間とも晴れ。最後の京都では街頭活動が終わるギリギリに雨雲が現れましたが、無事に雨に濡れることなく全ての会場での街頭活動を終える事が出来ました。お天道様も大きく私たちの味方をして下さいました。

 関西での初のウイグル街頭活動を皮切りに、大きく結束力の高まった関西ウイグル勢と関西の地方議員達。今後は関東のみならず関西勢と共に2馬力で活動の幅を広げ、影響力の拡大を図り、より多くのウイグル人を救い、併せて日本を守りたいと思います。

 引き続き応援、ご支援の程よろしくお願いいたします。

 

ウイグルを応援する全国地方議員の会 代表理事
泉南市議会議員 添田しおり

 

 

謝辞
日本ウイグル協会に本稿をご紹介頂きました。

代表理事 添田詩織(泉南市議)

泉南市議会議員、令和2年10月当選。現在一期目。 DJ議員として知られ、女性DJとしては国内17位、現在も活動中。

3 thoughts on “京都での街頭活動の報告、不審者による盗撮行為の発見と対処”
  1. 皆さんの活動を支持するとともに感謝申し上げます。マスコミは報道しませんが、とても大事な活動だと思います。せめて、産経新聞だけでも報道しもらいたいのですね!
    私は旧満洲国生まれですが、日本人や日本国が満洲を語らないことに疑問を感じています。
    チベット、ウイグル、内モンゴルそして旧満洲国も中華人民共和国が支配していることに反対する者です。現在進行形の犯罪はもちろん歴史的事実に目をつぶることは許されないと思います。

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